一日の時間の中で大半を過ごすことになる「会社」は、自分がキャリアアップをはかる上で大きな意味があります。
自分がいま働いている会社がキャリアアップに有益なのかどうか考えてみます。
転職をして複数の会社に勤務したことがある人にはわかると思うのですが、会社というのは一社一社考え方や性格が違うのです。
会社の方針、雰囲気すべて違います。

女性のキャリアという点から見てみると、仕事をすることでキャリアを重ねていける会社もありますが、できない会社もあります。
後者の場合ですと、いくらその環境で仕事を頑張ってもキャリアアップをすることは難しくなります。

それでは具体的にキャリアアップができる会社とはどのようなものなのか見ていきます。
仕事の中である程度個人の判断が活かされて、仕事を任されるケースが多い会社。
個人として評価してもらえる機会がある会社。

男性と同じように女性にも仕事に関して厳しく叱る上司がいる、女性社員を「うちの女の子」と言わない職場。
定期的に面接などがあり異動希望などが伝えられる会社。
ある程度ひとつの仕事をした後には新しい課題に取り組ませてもらえる環境作りがされている会社。
社員の提案がよく通っている会社。

社内に目標とされる憧れの存在となる実力のある女性社員がいる会社。
方針が一貫している会社、上司の判断も安心して仰ぐことができる会社。
男性と同じように女性にも研修の機会がある会社などが挙げられます。

自分が今勤めている会社にこのようなことがあてはまるのかどうかチェックしてみてください。
キャリアアップが難しそうだと感じる会社であれば、転職するなどして職場環境を変える必要があるかもしれません。

キャリアアップを求めて転職をしたはずなのに、実際には職を転々とするだけに終わってしまうという話もよく聞きます。
仕事にやりがいを求めて転職したのに、キャリアアップの実感が得られることないという人は要注意です。

例えば、現在働いている会社でパソコンのスキルを身につけて資格を取得して少しでもキャリアアップをはかろうとした女性がその職場では何の評価もされずに正当な評価をしてもらえる会社に転職を考えたけれど、その資格では転職先でも評価は変わらなかったという話があります。

他にもウェディングプランナーは夢のある仕事のように思えて、ある女性がプランナーになるためのスクールに通って晴れてプロデュース会社に転職をしたそうです。
しかし仕事が刺激的だったのは最初だけで、土日も休みがない仕事で、お客さんのわがままにつきあうのにも嫌になってしまい結局辞めてしまったそうです。
このようにせっかくキャリアアップを考えていたのに、実際にはキャリアアップをすることができずに結局辞める羽目になるということがよくあります。

これにはキャリアアップに関しての問題点があるのです。
それは仕事の選び方です。
人気の仕事に就こうとせっかく必要な資格を取得してまで転職したとしても、時代はどんどん変わっているのです。
その仕事が数年先にも人気があるとは限らないのです。

今好調な業界も数年後どうなっているかわからないのです。
ですからキャリアアップを目的とした場合の仕事の選び方で大切なことは、まず自分がやりがいを感じることができること。
自分が「やってみたい」と心底興味の持てる仕事を選ぶことが大切なのです。

転職をしてキャリアを積んでいる人のほとんどが、「人気の仕事」として選んだのではなく「この仕事をやりたかったから」という理由で選んでいます。

転職の落とし穴にあなたが落ちないためのポイントです。
キャリアアップを考えた場合の仕事は「人気」や「好調」で選ぶものではなく、「やってみたい」で選ぶようにしてください。
勉強してもすぐにそれが収入に結び付くわけではありません。

何事も積み重ねていくことが大切なのだということを知ってください。
キャリアアップするためには少しずつ積み重ねることが大切なのです。

 

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